TONYです。
Mac純正のマジックマウスからMX MASTER 3Sに買い替え2ヶ月ほど経ったので、比較や使い心地のレビュー含め、買い替え理由をブログにて紹介します。
グラフィックデザイナーを15年以上している者です。おすすめの追加アイテムも紹介しています。
それではいきますね。
CONTENTS
MX MASTER 3Sの見た目レビュー
MX MASTER 3Sの見た目レビューです。アップルのマジックマウスとのサイズ比較も合わせて紹介しています。
上品な箱が届きました。
箱の中にはマウス本体とLogiBoltレシーバー、充電ケーブルが入っていました。
USB A to Cケーブル
ロジボルトレシーバー
LOGIBOLTレシーバー。これが超優秀(後述)。
MX MASTER 3S
マウス本体。
美しい!
カラーはブラックとグレーの2種類。私が購入したのはグレー。
MX MASTER 3S 左面の図
MX MASTER 3S 右面の図
MX MASTER 3S 後面の図
MX MASTER 3S 裏面の図
シールが貼れていました。
シールを貼がした図。ボタンで3台のPCやタブレットなどに登録・切り替えできます。
設定等々は以下の記事にまとめています。よかったらどうぞ🙂
MX MASTER 3S 正面の図
正面下部にはUSB-Cの充電口があります。ここから給電します。
MX KEYS MINI と並べた感じ
美しい!!!
ホイールのアップ
サイドホイールのアップ
ホイールはどちらもステンレス製で重厚感があります。安っぽさはまるでないですね。
親指を置くところ(突起部分)にジェスチャーボタンもあります。
とにかくボタンがいっぱい。
マジックマウスとのサイズ感の比較。縦幅はちょっと大きいイメージ。横幅はジェスチャーボタン(親指を添える部分)があるので、全然違います。
手前:マジックマウス 奥:MX MASTER 3S
高さもだいぶ違います。人間工学に基づいた形をしていて、丸いフォルムになっています。
マジックマウスは横の塗装が剥げてますね。使い続けるとこうなります。
正面からの図。サイズ感がまるで違うのが分かると思います。
正直、でかいです。
例えばマウスには「つかみ持ち」「つまみ持ち」「かぶせ持ち」という表現があります。
アップルのマジックマウスは「つかみ持ち」または「つまみ持ち」の部類で、手首を軸に、つかんで操作するようなマウスです。
感覚としては、マウスを「指で持ち上げながら」ポインタ移動するような感じ。
マジックマウスの持った感じ
MX MASTER 3Sは「かぶせ持ち」で、手でマウスを覆うように持ち、手首から肩を軸に動かすようなマウスです。
感覚としては、手首を軸にマウスを「スライドしながら」ポインタ移動するような感じ。
MX MASTER 3Sの持った感じ
写真でも分かるように、持ち方が全然違うので、操作感がまるで違います。
初めてアップル純正以外のマウスを使ってみた感想
ここからはアップルのマジックマウスとの比較を交えての感想をお伝えします。
ホールド感がある
上:apple マジックマウス
上記でも書いた通りマジックマウスは指で掴むので、基本手のひらが空洞になります。私の場合は親指と小指で挟んで操作していました。
上:MX MASTER 3S
MX MASTER 3Sは人間工学に基づいたデザインで、手にピッタリフィットする感じです。
マウスを握りしめている感じになるので、ホールド感がまるで違います。それから、指や手のひらをマウスに置けるのでラクです。
クリック音がとても静か
マジックマウスの場合「カチカチッ」と鳴りますが、MX MASTER 3Sは「コツコツッ」。
クリック音をあまり意識したことがなかったのですが、実際に触れてみるととても静かで押し心地も気持ち良いので、タイプ音を細かくレビューされている方々の気持ちがちょっと分かりました🙂
確かにこれはとても良い!
ホイールが凄い
個人的にフリックやスワイプ、タップができるマジックマウスは超絶魅力的だったので、上下左右のスクロールができるホイールは必須と考えていました。
上部と左側にホイールがついてるので、上下左右のスクロールは容易
MX MASTER 3Sにはホイールが二つ付いていて、上下左右のスクロールが容易です。
それに合わせて上部ホイールはマウス上部中央の四角ボタンを押すことで「ラチェットモード」「フリースピンモード」に切り替えることができます。
「ラチェットモード」は、いわゆるカリカリ音がなるような回転で、よくあるマウスホイールの触り心地と思っていただければと。
「フリースピンモード」は、無段階回転。これがマジで凄い。
回転音も前モデル(3)より静かになったようで、例えば長ーーいネットブログを下まで読んだ後に軽く指でクルンとしただけでほぼ無音で先頭まで勢いよく戻ります。
しかも一発でほぼ上から下まで楽々移動するので、これはマジックマウスにはなかった快感でした。
回転速度も「ロジオプションプラス」アプリからいつでも簡単に調整可能です。
素晴らしい。
ロジオプションプラスの設定画面
設定方法など以下の記事にまとめてますので、よかったらどうぞ🙂
トラッキングセンサーが優秀
MX MASTER 3Sのセンサーは400〜8000dpi(前モデル3は4000dpi)で非常に細かな設定ができます。
私の職業はデザイナーで4K32インチのモニターを使用しています。
試しに8000dpiで使用してみましたが、ちょっとマウスを動かすだけで右端から左端までポインタ移動します。
ざっくり測ってみましたが、約1cmマウスを動かすだけで端から端まで移動します。
正直ビビりましたが、はっきり言って8000dpiとか使わないでしょう(爆)。
ただし精密移動には変わりないので、例えばfpsゲームといった超細かな微調整などには、マウスのホールド感も相まって威力を発揮するのでしょうね。
他にも透明のプラスチックやガラスでもセンサーが反応します。これは理屈等々あるにせよ素直に凄いと思いました。平らであればどこでもマウス使えます。
マジックマウスはガラスなどの「透明」にはとても弱いので、使い勝手が上がります。
素晴らしい。
充電式&充電しながら使える
一回のフル充電で約70日使用できるようです。仮に切れたとしてもUSBを指すだけで充電しながら操作できるので、はっきり言ってバッテリー切れを心配する必要がありません。
ちなみに1分の充電で約3時間操作できるようです。
マジックマウスを使っていたときは電池式だったので、電池を入れ替える手間が省けて、しかもかなり保つのでストレスが一つ減りました。というか買ってからまだ一度しか充電していません(約2ヶ月使用中)。
スーパー素晴らしい!
ロジボルト、ラブ。超優秀。
BTでも接続は安定していますが、付属して付いてくるUSBレシーバー「LogiBolt」がとても優秀です。
遅延や不安定な動きなどはっきり言って皆無。しっかりポインタ移動してくれます。
記事の最後の方でマジックマウスの愚痴をこぼしているのですが、
BT接続の遅延や接続不安定が一番の要因でマウスを買い替えたので、本当にストレスが減りました。
かれこれ2ヶ月ほど使用していますが、何の心配もすることなく「当たり前のように」マウスを使えています。今のところ変な挙動を見せたことがありません。
ロジボルト、ありがとう!
MX MASTER 3Sの気になったところ
ここからは実際に使っていて気になったところを紹介します。
ジェスチャーボタンが押しにくい
色々とボタンも割り振りができるので、あったに越したことはないのですが、いかんせん押しにくい。。
意識して親指を下にグッて押す必要があります。
(思ってるほど硬くはないです)
物理ボタンや、超軽い押し心地であればもっと使いやすかったのになーとわがままを言ってみたり。
というわけで、わたしはほとんど使っていません。
でかい
やはり「つかみ持ち」からの「かぶせ持ち」変更ということもあって初めは使いづらかったです。
マジックマウス(つかみ持ち)以外使ったことがなかったので、とにかくデカい!といった感覚になりました。
イラレやフォトショでよくペンツールを使うのですが、正直使い始めはかなり下手っぴになりました。
と言うのも手首を軸に動かせば割と操作できるのですが、そうすると左右クリックは届くにしても
マウスホイールに指がギリ届かない!
動かそうと思えばできなくもないですが、マウスをいちいちベストポジションに再度持ち直したり意識しないといけないので結構なストレス。
これは死活問題!!!
ということで以下で紹介するアイテム「マウスパームパッド」を急遽購入。
先に答えを言うならば全員必須とは言わないですがかなり使いやすくなったので、標準サイズの手や特に女性にはオススメしておきます。
是非おすすめしたいマウス用パームパッド
カワイイケースに包まれてやってきました。グレーと黒の2色展開。
※到着まで2週間くらいかかったので、早めの注文が良いと思います、ご参考に。
人間工学に基づいた形で、素材はシリコンです。ごくごくシンプルなパッドです。
反対側からの図
裏側の図。黒い4つのポッチが付いていて、滑る役割を担っています。
アップの図
上:iPhone7 下:パームパッド
大きさのイメージ。
MX MASTER 3Sと並べた図
使ってみた感想はと言うと、
思った以上に良かったです!
てゆーか、いい!
パームパッドなし:ホイールに指がギリ届かない
手首をデスクに置くとマウスホイールまで指がギリ届かなかったのですが、
パームパッドあり:ホイールまでしっかり指が届く
パームパッドのおかげで手首の位置が少し上にあがり、マウスホイールまでしっかり指が届くようになりました。
それから、パッドもよく滑るのでポジション移動・ポインタ移動も容易です。
見つけてしまった感
パナイ!
グッジョブわたし!
パームパッドあり:ホイールに余裕で指が届く
ただし最初は慣れが必要な印象を持ちました。
マウスから手を離し、ノールックで再度マウスを持つ際にベストポジションになりにくいです。
パームパッドがずれる感じ。
とはいえ、1週間もすれば普通に慣れましたよ🙂
ノールックでも割とピタっと理想位置に手首が乗るようになりました。
こーゆーの、ほんと不思議(爆)。
というわけで「かぶせつかみ持ち」と言う新たな持ち方ができるようになり、手首を軸に動かすこともできるようになったので、かなーりマウスの使い勝手が上がりました。
イラレやフォトショのペンツールも今では普通に使えてます。
よかったーー!(切実)
1000円しないので、合わせて購入することを是非おすすめしておきます🙂
マジックマウスからMX MASTER 3Sに買い替えた理由
アップルのマジックマウスを長年使用してきたので、色々見えてくるものもあります。
と言うわけで愚痴っぽくなっています。
読み飛ばしてもらっても構いません。マジックマウスにはこんな事もあるんだなーくらいで見ていただければと🙂
さてと。本題。
iMacからMac Miniに買い替えたタイミングで、これまで使ってきたアップル純正のキーボードとマウスの接続が極めて不安定になり、純正に不信感を持ちました。
というわけで以前から気になっていた独自企画のUSBレシーバー通信ができるロジクール製品「MX MASTER 3S」を購入したというわけです。
【掘り下げ】マジックマウスに不信感を持った詳細
iMacを使用している頃はBT接続に対して一切の不満はありませんでした。
遅延など気にしたこともなければ、思った場所にポインタをピタッと合わせられるし、なによりもスワイプやタップ、ピンチイン・アウトもできるこれまでになかった「素晴らしいマウス」だと思っています。
が。
アップルのマウスはいわゆる「つまみ・つかみ持ち」。
手首を軸にして、つまんで操作するようなマウス。
というわけで、マウスを持ち上げた際にスルリと滑ってマウスを落とすこともよくあるのですが、その瞬間に接続が切れます。
それもかなり頻繁に。
もしくは、何かに軽くコツンと当たった場合も同様。
マジックマウスを使った当初は「あー。不良品に当たった」と思い、すぐ公式で買い直したほどです(マジ)。
買い直した「それ」も同じ現象頻発だったので「超絶運が悪い」とアップルを否定せず、自分を責めたくらいです(マジ)。
それから知人たちにこの「不運」を話した時に
「あー、わかるw」
みたいな。
「えっ?!共感してくれる感じなの?」
みたいな。
「流石にアップルに交換してもらいなよ的なアドバイスではなくて?」
みたいな。
どうやらよくあるいわゆる「デフォ」だったという事実に困惑し、脳内にでてきた言葉が
「...やったわ」
その刹那
「この新品二つ、絶対使い倒してみせる」
と、意味不明な使命感を持ったのを覚えています。
が。
繁忙期などの超絶忙しい時期に「この現象」が頻発すると、エンゼ○スの○谷選手のあの美しいフォームとはもちろん言いませんが、仮に実況者が近くにいたならば
A「おっとTONYさん、突如冷静に立ち上がりました」
A「こちらからは表情はかたく、唇がピンク色というより青白くなっているように見えます。何かあったのでしょうか」
B「なにやら小刻みに震えているようにも見えますねえ」
A「...そのようですね。体調がすぐれないのでしょうか。それから手には何かを持っているようにも見えます」
B「あー。あれ、マウスじゃないですかねえ?」
A「...!マウスです!落とさぬよう大事そうに両手でマウスをしっかり握りしめています!」
A「さあ。それからぁ...そんなマウスをぉ....大きく振りかぶってぇぇぇ...」
B「........あー、やったわ」
くらいの局面に何度も遭遇しました。
(嘘です、ギリ投げてません)
一時期あまりにも耐え切れずに、量販店で1000円台の安いUSBレシーバー付きのエレコム製マウスを試しに買いましたが、常識範囲で多少乱暴に使用しようが一度も接続が切れることはありませんでした。(今でも別PCで現役です、優秀です)
なんだか悔しくなって結局マジックマウスに戻しましたが、超大量生産&精密機器である以上グジグジと文句を言うつもりもありませんが、なんだかなーって気持ちには正直なりました。
このようにアップル製品を長く使用していると、細かなストレスはよくあります。
なんでそこがそうなるかなーって。
とは言え年月も経ち、こういったことにも慣れるもので「そんなもの」とお付き合いしていましたが、Mac Miniに買い替えた途端、今度は操作さえままならなくなりました。
遅延です。
それもかなりの遅延。
かなりの頻発っぷり。
ポインタがマウスの動きと同期しません。
他にもセンサー部に髪の毛や小ーーさなゴミなどが挟まった時に不安定になるあの症状が、ゴミがないにも関わらず頻発。
Mac Miniを再起動すると調子が戻るので、スペックや相性の問題かもしれません。
これ、純正なんですけど!
と言うわけで
「まあまあ長く使用させていただきました。良いマウス見つけたら買い替えさせていただきますね」
アップル純正以外で!
何かブチっと頭のどこかで音がしました。
マジックマウス2も検討しましたが、充電がライトニングということと、本当に発売当初から意味が分かりませんでしたが、充電口が裏面。
充電が切れた場合マウスを倒すか、ひっくり返して充電。
つまり充電中はマウス操作できません。
入稿前のとても慌ただしい時に充電しないといけなくなった場合、かなりのストレスになるだろうとシンプルに想像できます。
100歩譲ってアップルさんのことだから、
「そんなに慌てないで充電している間はリラックスしてみてはいかがですか?」
みたいなあえての素敵デザインなのかも分かりませんが、はっきり申し上げてわたしには無理です。不安でしかありません。
と言うわけでアップルのBT接続に不安を覚え、これらを解決するにはやはりBT接続というより独自企画のUSBレシーバー付き(LogiBolt接続)マウスが私には妥当だと考え、ロジクールのマウスに買い換えたというわけです。
まとめ
色々と比較や愚痴ふくめレビューを書いて参りましたが、結論
MX MASTER 3S
とってもよかったです!
余計なストレスから全て解放された気持ちでいっぱいです。
キーボードもMX KEYS MINIに変えたので操作系アクセサリーはロジクール製品に統一できました。
ロジクール、最高!
ありがとう!
参考になっていれば幸いです。
TONY