TONYです。
初めてヘッドフォンを購入したので、購入理由を含め
agブランドWHP01Kの使い心地のレビューをブログに残しておきます。
個人的にはとても満足しています 🙂
それではさっそくいきますね。
CONTENTS
ヘッドフォンが欲しくなった
今までわたしが使っていたものはiphone付属のイヤフォン。
いわゆるインナーイヤー型とよばれるタイプの、耳に直接挿入する(はめる)やつ。
音楽は好きなので、ヘッドフォンは欲しいと思っていたけれど、
例えば高音質で聴くようなサブスクapp(有料版スポティファイ・アップルミュージックなど)にも加入していなければ、高音質で聴けるプレイヤー(DAP)も持っていません。
素敵なヘッドフォン欲しいけれど、有効活用できないだろうし、まあ今じゃなくていいかと思っていました。
つまるところ、iphone付属のイヤフォンで十分と思っていた人です。
ところがつい最近、勢いとはいえ、とんでもない買い物をぶちかましてしまいヘッドフォンが欲しくなります。
MPC ONEという音楽機材。
音楽知識皆無のくせして買ってしまいました。
これに使っているのもiphoneの、しかも3.5mmジャックの超絶古いイヤフォン。
押入れから引っ張り出して使っています。
音楽機材も買ったことだし、いい機会だとヘッドフォン情報を漁り始めました。
ヘッドフォンにもとめていたこと【ag WHP01Kを選んだ理由】
MPC ONEをご存知の方や、音楽編集者にとって「agっていかがなものか!」
と、思われる方もいらっしゃるかもしれません。
というのも、agのヘッドフォンはあくまでも鑑賞用であって
音楽や動画などの編集作業用(音チェック)には、モニターヘッドフォンが理想であるから(おそらく)。
わたしの場合まだまだ素人だし、音楽編集も趣味の延長線なので、
それだけの為に専用ヘッドフォンを買うにはまだ早いと思い、色々融通のきくヘッドフォンを探していました。
●MPC ONEで編集する際、今より良い音で聴きたい
●音楽・動画鑑賞用にも使いたい(より良い自宅環境構築)
●有線・無線(aptX LL=低遅延)で使いたい(重要)
●ビギナーなので、お手頃な価格帯のヘッドフォンでよい
●高級ヘッドフォン(WH-1000XM4とか)でなくてよい
●あわよくば高音質
●ノイズキャンセリングがあればなおよし(気になってたから)
こういった感じで探し、見つけたのがag WHP01Kというわけです。
agとは
「final」が音質の監修をしている日本のオーディオブランドです。
finalは2007年に設立し、ハイエンドオーディオ用のイヤフォンやヘッドフォンを作っている会社です。
ハイエンドオーディオショップだけでなく、海外の高級百貨店などでも取り扱いのある、我が国日本が誇るオーディオブランドです。
もちろん名前は聞いたことあったし、製品を見れば分かりますが、まるでアートのような作りをしています。
見た目「も」美しいです。
そんなこだわりのあるオーディオブランドが監修し、共同開発製品として展開しているのがagブランドです。
「手の届きやすい価格で実現するブランドとして誕生」
と謳っているだけあり、なんとWHP01Kは10000円を切るお手頃価格。
しかも、aptX LL対応(後述)
音についてはマニアじゃないのであまり分からないですが、
上記で説明したように素敵なブランドも監修していることだし、気持ちの面でも「失敗」ってことにはならないかなーと
買ってみることにしました。
良かった点
良かった点を以下にまとめました。
- 音質が今までより良くなった
- 無線(ブルートゥース)の開放感
- 無線(ブルートゥース)で使用した際、案外遅延を感じなかった
- 通話もできる
- ノイズキャンセリング
順番に解説しますね。
音質が今までより良くなった
実際に初めてヘッドフォンを使って聴いた感想はというと、
うん、なんかちょっとよくなったかも!
という感じでした。
うわーーーーー!
やっっっばーーーーい♪
という感じではありませんでした。
少々ひねくれた伝え方になっていますが、
なんていうか、癖のない音って印象を持ちました。
フラットというか、素直というか。
上品?っていうんですかね。
「我々は変な小細工しませんよ!」みたいな。
なので、「専用appでイコライザー調整」はありません、できません。
iphoneのイヤフォンで聴いていたころよりも音域が増えたっぽく、
へえー、こんな音も入ってたんだー。といった気づきはありましたが
例えば、
低音がより迫力を増した!
とか
高音がむちゃくちゃ綺麗!
とか
素人(わたしの)耳にはあまり違いが分からず、
単純に全てが持ち上がったというか。
俗に言う「ドンシャリ系」という音ではないのは分かりました。
音量上げると全部が均等に上がるみたいな。
そんな音の印象でした。
まとめると、大人な印象を持ちました(語彙力)。
ただし高音質の音源を聴いたわけではないので、もっと実力は発揮されるのだとは思いますし、10000円以下でこの音質であれば十分満足はできるのではないでしょうか。しかも有線ではなく無線で聴いての感想ですし、、やっぱりすごいか。
わたしは好きな音でした。
無線(ブルートゥース)の開放感
言わずもがなですがブルートゥース接続できるので、例えばmacで音楽を聴いている最中(仕事中)にちょっと席をたつ際、そのまま聴きながら移動できます。当たり前のことですが、実際使ってみるとめっっちゃ便利だと感じました。
両手が空いているので、例えばそのまま音楽を聴きながら洗い終わった洗濯物を干したりできます。
無線(ブルートゥース)で使用した際、案外遅延を感じなかった
ブルートゥースのコーデックに「aptX LL」という規格があり、
これが何かというと、音質や、特に遅延を気にする際に調べる項目で
SBC→AAC→aptX→aptX LLといった順番で遅延が少なくなります。
(他にもaptX HDやaptX Adaptiveなどありますがわたしの目的とは異なるので割愛します)
音楽だけでなく、動画鑑賞(またはゲーム)などにも使いたかったので
ゆくゆくのことを考え、aptX LLに対応しているヘッドフォンWHP01Kを選びました。
こちらの記事もおすすめです。遅延の詳細・対策を書いてます 🙂
ちなみに、aptXシリーズに対応しているヘッドフォンやスピーカーは割と少ないです。
価格が上がるか、もしくは各メーカーオリジナルの規格を出しています。理由は至ってシンプルで、ライセンス料が発生するから。軽く調べた限りですが納得しました。(WHP01KはaptX LLに対応しつつも10000円きっているので、やはりコスパの良いお品かと)
ということで、iphoneまたはipadのブルートゥースのコーデックはSBCとAAC(試した機器)。
いかなるブルートゥースヘッドフォンと繋げてもマックスAAC。
なので、aptX LL対応のヘッドフォンで聴こうが遅延は発生すると思っていました。
(※macの場合はちょっと手を加えるとaptXにはできます)
ところが、
youtubeやプライムビデオを観たり、ゲームをプレイした限り
『普通に観れるじゃん!ゲームできるじゃん!』って感想でした。
音ゲーやFPSなど遅延にシビアなゲームはズレを感じるのかもしれませんが(試してないので分かりません)、
単純なアクションゲームや動画鑑賞なら「気にならないズレ」と、良い意味で裏切られました。(あくまでもわたしの感覚です)
あと、これは参考にはならないですが上記に付随として書き足すと、
これまでアニメやゲームなどをイヤフォンやヘッドフォンを付けて試したことがなく、
初めて観た時、というか今だに
めっっっちゃすげーーー
やっっっばーーー
て超絶感動しました(してます)。
セリフめっちゃ聞き取りやすいし、BGMとか効果音もよく聴こえるし。
スピーカーで聴くのとはまた違った感動がありました。
ヘッドフォンだとボリューム大きくしても近所迷惑にならないので
開放感もあるのでしょうね。
ヘッドフォンは音楽!と勝手に思い込んでいたので、なんだか得した気分になりました。
とまあ、それくらい遅延のことなど気にならなかったということです。
(あくまでもわたしの感覚です)
通話もできる
macやiphoneに接続して色々試していたところ突然電話がかかってきて、
流れで通話ボタンを押してしまい、
『あ!やばっ!とっちゃったし!あーあーもしもし?どうしよう!やばっ!大丈夫ですか?あーあー聞こえてますか!』
と、慌ててヘッドフォンを外し、いや違うと、また付けて片耳だけはずしてiphoneを無理やり耳にあてたり、
いったい何がしたいのよ自分!と、若干パニック気味のわたしに
『はぁ?大丈夫?』
ついにこいつおかしくなったんじゃなかろうかと、心配という名の冷静で冷たい返事が
ヘッドフォン越しに返ってきました。
どうやらマイクも搭載してあり、通話もできるようです。(知らなかった)
ちなみに後々確認してみましたが、こちらは割と普通に聞こえていましたが、相手側は聞き取れはするものの音質はあまり良いとは言えない?みたいでした。(仕事の電話じゃなく、知人で本当よかった)
とは言え、両手手放しで通話できるし、むしろ知らなかったのでラッキーでした(おまけ的な)。
ノイズキャンセリング
WHP01Kには独立したノイズキャンセリングボタンがついていて、音楽は鳴らさずとも、ノイズキャンセリングのみ使用することも可能です。
効き具合は聞き比べをしたことがないので(初めてなので)なんともですが、耳を覆った時の「サー」という音は消えます。
歩き回った時に気づきましたが、足音がほぼ消えます(かかとのドンが小さく聞こえる程度)。
エアコンの風の音が消えます。(風量で若干聞こえるかも)
ですが、例えばキーボードやマウスの音は普通に聞こえるし、指パッチンしたら普通に聞こえたし、車が通れば小さくはあれど「ブーン」と聞こえました。
ハイエンドではもっとすごいのでしょうが、これだけ効けばわたし的には十分と思い、
『なるほど、ノイキャンてこんな感じなのねー』と、小一時間ほど試してヘッドフォンを外した瞬間
『もどってきた......あぁぁ黄泉のk...』
「ものの○姫の、お○こと主」ばりに思わずつぶやいてしまいました。
完全無音とは言えないにしても、やはり様々な音がかき消されていたようで、あるべき現実世界に戻ってきたような感覚を覚えました。
言い方を変えると、ノイズキャンセリング中は異世界(あの森ではなく、デジタル空間)に行ってた感じ。
日常の当たり前に聴いている音(ささいな雑音等)がなくなるので、ひょっとすると苦手な人もいるかもなーとも思いました。
とはいえ最近近くで工事が始まり、音は聞こえますがかなり小さくなるので仕事に集中でき、本当に感謝したこともありました。
ただ、昼間の自宅使用には注意が必要です。
宅配のピンポンを2度ほどスルーしました。
宅配屋さんに本当悪いことをしてしまいました。
ノイズキャンセリングして音楽を流すとほぼ他の音聞こえません。
(というかヘッドフォンつけてればあたりm...)
ご利用の際はご注意くださいませ。
気になった点
気になった点を以下にまとめました。
- 重い&痛い
- WHP01Kからの音漏れ
重い&痛い
ヘッドフォンを日常的に使うことは初めてだったし、あくまでも個人の感想なのですが、
初見の感想はまず、『あ、重い』でした。
「何かが乗ってる感」がします(いや、至極当然ですけれど)。
それから1時間ほどでヘッドバンド箇所(頭部)が痛くなりました。
WHP01Kのヘッドフォンの重さは約260gなので、平均的な部類に入ると思います。
購入前に様々なレビューを見ましたが「重い」や「頭部が痛くなる」といった記事やレビューはありませんでした(たぶん)。
イヤフォンからヘッドフォンになったので、重く感じるのも当然のことと思いながら
今現在一月ほど使用していますが、案の定重さには慣れました。(重いとは感じなくなりましたが長く付けてると感じるかも)
ただ、頭部はいまだに痛くなります。
なので痛くなったら都度ずらして使っています。
こればかりは頭の形やヘッドフォン慣れ?など人それぞれなのだろうと思います。
ということで、ふと頭をよぎったのが、
アップルのAirPodsMAXとかかなり重いんだろうなと、改めて買わなくてよかったと思いました。
(まあ買う気はいっさいありませんでしたが)
ちなみにメガネ族なのですが、耳を覆うスピーカー部分はまったく痛くなりません。
ただし、夏のエアコンなし状態だと高確率で蒸れます。秋〜春は最高そう。
WHP01Kからの音漏れ
こちらも日常的に使うことが初めてということでの感想ですが、
めっちゃ音漏れするんだなーと感じました。
気になり色々調べてみましたが、ヘッドフォンは基本音漏れするっぽいです。
ソニーのWH-1000XM4でさえ、25%以上の音量あたりから漏れ出す的なレビューも中にはありました。
わたしの場合、自宅環境をより良くすること・室内使用が目的だったので気になりませんが、バスや電車や飛行機、またはカフェや喫茶店で雑音をかきけしながら音楽・動画を楽しむ場合、ボリュームによっては漏れている可能性大です(特に静かな場所)。
外で使うことを目的としていた場合、注意したほうがよいかもしれませんね。
ag WHP01Kのレビューまとめ
音質がどうのこうのはわたしには正直よく分かりません。
iphone付属のイヤフォンよりは良くなったとしか言いようがありません。
ですが、日常(室内)で使用するにあたり、便利か便利じゃないかと聞かれたら
間違いなく便利道具の一員になりましたよ。
と、答えます 🙂
「有り難き幸せ」が増えました。
長々とお付き合いありがとうございます。
参考になっていれば幸いです。
TONY